クイックスタートガイド

インストールの準備

  • QAWeb Enterpriseエージェントを実行する動作モードを決定します(エージェントの動作モードを参照)。

  • オンラインモード の場合:

    • ワークステーションのアウトバウンドネットワーク要件を満たす必要があります(ワークステーションのネットワーク要件を参照)。

    • QAWeb Enterprise Portalの有効なログインアカウントが必要です。 アカウントをお持ちでない場合:

      • 勤務先がすでにQAWeb Enterpriseに登録している場合は、QAWeb Enterpriseに登録済みの組織に所属する既存のメンバーに、ユーザーアカウントの作成を依頼してください。

      • 勤務先がまだQAWeb Enterpriseに登録されていない場合は、以下のURLから登録リクエストを送信してください。https://qaweb.healthcare.barco.com.

    • Portalの使用法を記載した文書は、「QAWeb Enterprise Portalユーザーガイド」にあります

    • インストール時に必要となる組織IDと登録キーを見つけます(Portal内で、管理*ヘッダーのメニューから、*マイ組織へ行きます)。

  • Barco製ディスプレイはすべて、USBケーブルでワークステーションに接続することを推奨します。

  • Barco MXRTグラフィックコントローラーのドライバーを利用可能な最新バージョンに更新することを推奨します。

  • 詳細についてはシステム要件を参照してください。

エージェントのインストール

  • 実行可能なQAWeb Agentインストーラーを実行します。 グラフィックを使用したインストールウィザードが、インストールの手順を指示します。 詳細についてはQAWeb Agentのインストールを参照してください。

インストールの認証

エージェントが正常にインストールできたら、以下の動作が実行されます。

  • QAWebステータスアイコンが、Windowsタスクバーの通知エリアに表示されます。 まず、アイコンが、タスクが数件(キャリブレーションおよびQAテスト)実行されていることを示します。 グレーまたはカラーのパッチが、ディスプレイのI-Guard光学センサーの下に表示される場合があります。 最終的にはすべてのタスクが完了し、アイコンがQAステータス準拠を示すものに変わります(ユーザーインターフェイスの概要を参照)。

  • 以下に示す重要なデフォルト設定が適用されます。

    • Barco製ディスプレイが対応する場合は、ディスプレイのモデルに応じてデフォルトの*用途*が指定されます(一般放射線、マンモグラフィー、乳がん検診用デジタルトモグラフィー、レビュー中、歯科、病理学)。 *用途*に応じて、ディスプレイに適用されるキャリブレーションおよびQAテストや、これらの実施頻度が決定されます。 その他(Barco製以外)のディスプレイには、「非臨床」の用途がデフォルトで指定されます。

    • つまり、I-Guardセンサーを搭載した対応するBarco製ディスプレイにはキャリブレーションが自動的に開始され、キャリブレーションに続いてQAテストが1回以上実施されるということになります。

    • DICOM GSDFキャリブレーションでは、35ルクスのデフォルト周囲光(CT/MR/NM読影室)を使用して、反射周囲光の量を計算します。

    • Barco製ディスプレイは、ディスプレイモデルのデフォルト白輝度ターゲット(輝度)にキャリブレーションされます。

    • Barco製マンモグラフィーディスプレイでは、Barcoマンモグラフィコンプライアンス試験から、受入試験の一環として目視試験を完了するよう要求されます。

    • オンスクリーンのディスプレイメニューは、エージェントで適用した設定をエンドユーザーが変更できないよう、自動的にロックされます。 (ディスプレイメニューのロック解除を参照)。

  • Windowsタスクバーのエリアをコンフィグレーションし、ワークステーションのユーザーが現在のQAステータスを常に把握できるよう、QAWebアイコンを常時表示させることを推奨します。

ディスプレイのキャリブレーションを確認または手動で開始する方法

  1. WindowsタスクバーのQAWebステータスアイコン( )をクリックします。

  2. アイコンをクリックして、** ワークステーション詳細ウィンドウ** を開きます。

  3. タスク概要 ウィンドウ内で、キャリブレーションタスクをクリックします。

  4. ディスプレイごとに、最後のキャリブレーションのタイムスタンプが表示されます。

  5. キャリブレーションの詳細を表示するには、タイムスタンプをクリックします。

  6. キャリブレーションを手動で開始するには、タスクを実行ボタンをクリックします。

キャリブレーションとディスプレイ設定を変更する方法

オンラインモードでは、QAWeb Enterprise Portalで定義されているキャリブレーションポリシーとQAポリシーをエージェントが受信します。 設定をローカルで変更することはできません。 このトピックの詳細については、Portalのユーザーガイドを参照してください。

スタンドアロンモードでは、エージェントのユーザーインターフェイスを使用して、キャリブレーションポリシーとQAポリシーを変更できます。 ポリシーエディターを使用するを参照してください。

QAテストを確認または手動で開始する方法

  1. WindowsタスクバーのQAWebステータスアイコン( )をクリックします。

  2. アイコンをクリックして、** ワークステーション詳細ウィンドウ** を開きます。

  3. タスク概要 ウィンドウ内で、QAテストをクリックします。

  4. ディスプレイごとに、QAテストを最後に実行した際のタイムスタンプと結果が示されます。

  5. タイムスタンプをクリックして、QAテストの結果詳細を表示します。

  6. QAテストを手動で開始するには、タスクを実行ボタンをクリックします。